しみ・肝斑治療

しみには、いくつかのタイプがあります。そのタイプによって、治療の方法が異なります。診察でしみのタイプを判断して、治療の方法を提案しています。

肝斑とは

両頬、目の下、目尻の下に、左右対称性に生じるしみです。30〜40歳代によくみられます。
この部分には、肝斑だけでなく、日光色素斑や、脂漏性角化症などの別のしみが一緒にあることがあります。

しみ・肝斑の治療方法

レーザートーニング治療

トップハットの照射のできるQスイッチYAGレーザーを照射することにより、これまでのレーザー治療では治療できなかった肝斑の治療がおこなえるようになりました。治療はダウンタイムがなく気軽に治療を受けていただくことができます。

内服薬治療

トラネキサム酸やビタミンC等の飲み薬を用います。ただ、単独治療では、効果が乏しいことも少なくないので、レーザートーニング等の治療と複合して治療を行います。

ハイドロキノン治療

ハイドロキノンは、メラニンの産生を抑えることにより、美白の効果をだします。

リスク・副反応

レーザートーニング後に一過性に赤みが生じることがあります。繰り返して治療を行う必要があります。
ハイドロキノンによる接触皮膚炎が生じる可能性があります。

日光色素斑 雀卵斑(そばかす)

このタイプのしみには、レーザー治療が有効です。一時的にカサブタの状態になりますが、5〜10日で自然にとれ、治療した部位は、徐々にクリアになります。
ダウンタイムとしてのカサブタを作りたくない場合には、レーザートーニング治療で治療することもできます。

レーザー治療のリスク・副反応

治療後の色素沈着。 治療後の再発。

脂漏性角化症

年齢によって生じるイボ様のしみです。治療としては、Q-YAGレーザー治療や炭酸ガスレーザー治療によって、きれいに治療ができます。炭酸ガスレーザー治療後は、湿潤療法でケアしますので、すみやかに落ち着いてきます。

レーザー治療のリスク・副反応

治療後の色素沈着。 治療後の再発。

よくあるご質問

カウンセリング当日の治療はできますか

はい、できます。予約の際に、治療も希望されていることを伝えていただければ大丈夫です。

※ただし,とり放題の治療については,診察後の予約制となっています。

治療後は日焼け止めは必要ですか

しみについては、紫外線は悪化させる要因になります。ですので、しみが気になる方においては日常のケアとして、紫外線対策をおこなっていただくことをおすすめしています。

治療できない方はいますか

妊娠中授乳中の方はホルモンバランスの関係で実際より濃くみたりすることがりますので、治療をおすすめしないことがあります。

レーザートーニング治療は、ダウンタイムがありますか。

いいえ。治療した場所に、治療の直後やや赤い感じになることがありますが、数時間で引いてきます。赤みが続いたり、カサブタになることはなく、治療直後から、化粧をしてお帰りいただけます。