湿潤療法
皮膚外傷・皮膚損傷において、消毒せずガーゼで覆わない治療方法になります。
痛みが少なく、怪我ややけどを早く治すことができます。
また、手当を簡単におこなうことができますので、自宅でも手当することができます。
湿潤療法とは
皮膚外傷・皮膚損傷において、消毒せずガーゼで覆わない治療方法になります。
基本的な治療方針は、
- キズを消毒をしない
- キズを乾かさない
- キズ及びキズの周囲をよく洗う
ことです。
その結果、痛みなく、速やかに治癒することが期待できます。
症例
治療開始5日です。痛みなく、すみやかに治療することができます。
やけど 熱傷
やけどの治療において、湿潤治療はとても有用です。
湿潤療法による治療を行っています。
症例
水ぶくれがやぶれた熱傷です。 1週間で治っています。
やけどしたときの対処方法
やけどをしてしまったときには、まずは冷やしていただくことがよいです。
水道水などの流水で冷やしていただいてもよいですし、やけどしてしまった部位によっては、氷水などで冷やしていただいてもよいです。
できるだけ、早く冷やしましょう。
冷やした後、やけどした部分が水ぶくれになって、かぶれてしまっている場合には、ワセリンを塗布してラップで覆ってください(ワセリンがなければ、ラップで覆うだけでもよいです)。
ヒリヒリするときには、水ぶくれになっていなくても、ワセリンと塗布してラップで覆うと、ヒリヒリした痛みが少なくなることが多いです。
ただ、ラップによる処置は、応急処置になりますので、その後は、湿潤療法でやけどの治療をしている先生を受診されてください。
リンク
湿潤療法については、夏井先生のサイトがとても参考になりますので、リンクさせていただいております。
当院の院長は湿潤療法を早期から取り入れて、怪我や熱傷(やけど)の治療を行っております。